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島の風が恋しくなったら

西表島の風に乗せて カヌークラブぱいしぃず日々の記録帳

 西表島 携帯トイレ導入について考える

エコツーリズム、災害などに関連して近年じわじわと話題になっているであろう携帯トイレに関する話し合いに参加してきました。
加盟している西表島カヌー組合では環境省協力のもとに人気の「ピナイサーラの滝」フィールドにおいて
携帯トイレ導入を今季試験的に試す方向です。
導入にあたり興味のあるガイド、携帯トイレの会社、環境省との間で意見交換及び携帯トイレについて少しだけ学びました。

西表島では現在各港に公衆トイレはあるものの、野外では設置事例がなくこれまで野外で長時間の活動となると
なんとなく藪の中ですませる(もちろんゴミは捨てない)ようなスタイルです。
人気の場所では暗黙の了解のもとにトイレ場所となっている人目につかない場所がありますが
多くの人が来島しアウトドアを楽しむ現在は自然に還るというような状態ではないことは誰の目にも明らかなことでしょう。
さすがにこのまま放置というわけにもいかないのでまずは試験的に試してみましょうという流れです。

携帯トイレの性能について実演中↓
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約1リットルほどはいけるそうですので2~3かい分は大丈夫とのこと。

ネットで調べると様々な種類の携帯トイレがあります。
こちらは近年山ガールの間で人気上昇中の見た目がかわいらしいパッケージング。
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既に導入して利用普及を促す地域の例をいくつか拝見しました。
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普及を促すからには携帯トイレを使用できるブースの案内、
そして使用済携帯トイレを回収するボックスの位置も案内する責任があります。
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とりあえず試験導入の際は臨時的に回収ボックスを設置して回収していただく予定との事です。
今後はトイレブースの設置方法、掃除、携帯トイレの販売、回収など様々な意見が出ると思いますので
どのようにこの事業が走りだすかは先行き不透明ではありますが・・
自然を利用して仕事している以上 自然負荷を押さえる努力は必須だと思いますので大変興味深い時間となりました。

まずは地域のガイド自身が試していかなければならないでしょう。
そのうえで公にあたる町、団体地域でプロモーションしなければ普及は遠いと思いますが個人的に色々試していきたいと思います。

ちなみに携帯トイレは日本の普及がメインで海外はあまりないらしいです。どうなんでしょう。
NZでは国立公園内にビーチ、山の上問わず簡易トイレが設置され毎日レンジャーの方が整備していたように記憶しています。

備忘録として
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