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島の風が恋しくなったら

西表島の風に乗せて カヌークラブぱいしぃず日々の記録帳

 石垣島 海と島の観光について考える午後

「海と島の観光資源の持続的活用を考える」  日弁連シンポジウム2019 
  主催日本弁護士連合会 石垣島市民会館中ホール 2019/4/7


日弁連とは何ぞや?どうして弁護士会が環境保全の活動しているの?という無知な考えでごめんなさい。
所属していない団体の活動内容まではわからないものですね。勉強になりました。
弁護士連合会の名前から想像する活動以上に復興支援から動植物保護、環境保全など多岐にわたる活動をされているようです。

と、いうわけで最近多い講演の中でも抜群に充実したシンポジウム。行けて良かった。行って良かった!
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サンゴの研究、そして学者では珍しく保全活動に力を入れているという大久保教授の基調講演から。
さすが経済学部の準教授ということでサンゴがもたらす経済価格というところから始まり、当たり前のサンゴはなぜ大事なのかをわかりやすく説いてくださいました。
サンゴの植樹活動の結末(・・知っていたし気になっていた)までもを通して環境学習にしなければならないということ、そして失ってしまうサンゴ礁はどんなに努力しても我々の力では取り戻せない。ご自身でサンゴを育てているということで非常に説得力のあるお話です。

今回はこういった基調講演が2つ。
そして現地からの報告として川平地区・白保地区からそれぞれの登壇者。韓国の事例発表などなど。
全ての方がとても分かりやすく丁寧な内容でしたが特に、恐らくメインと感じるくらいに素晴らしかったのは
川平地区からの橋爪先花さんでした。
まだ若い彼女達の起こしてきた活動、経緯、これからについてはとても響くものがあり、参加者はみんな集中して彼女の話を聞いていました。若い世代、頼もしい事ですね。

皆さんの話す言葉のあちこちに 我々が気にしなければならない、参考にできるヒントがちりばめられています。
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会場は中年以降の方が多く、9割くらいの入りだったように感じました。今日はサニズ(旧暦3/3浜降りだから?)
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こちらの団体はあちこちで講演を開催されているようで(事前に調べた)
会場の作り、進行など完璧でした。きちんとタイムキーパーが合図を送り 時には登壇者にマイクを近づけるよう指示も出していました(手看板で!)
ディスカッション前、途中は質問事項を書いて出せるのですがまんべんなく紙を取りにきたり、
参加者側の気持ちに沿って講演を作っておりとても好感の持てるシンポジウムでした。
講演者の内容や資料もさることながら、まさか講演の進行方法に感心するとは思いませんでした。

ほんとうにとても面白いシンポジウムで色々考えました。
結局のところは暮らす西表島に置き換えて何ができるだろう、どうしたらよいだろうというヒントを得ることなんですが
今回はひとつ大きな問題に気づきましたので発見ありということで。これから考えていきたいなと感じました。

インプット続きで大切なアウトプットをしていかなければならないですね。
まずは仕事の中で暮らしの中で小さな成果として出していけると良いなと思います。
自然の恩恵を受けて仕事させていただくことができるガイド業なのでこれからも講演会やイベントは参加して
アンテナを広げていくつもりです。

離島からの日帰り参加が可能な時間帯での講演時間、また参加者に対してとても心配りのあるシンポジウムを開いてくださった関係者、登壇者の皆さんに感謝申し上げます。
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↓この記事を読んで興味を持ったシンポジウムでした。
沖縄本島にはもうないという自然海岸、八重山では地域の人々の努力で残ってきたそうです。
この文章を目にしていなかったら今回の講演会に興味を持つことはなかったでしょう。
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八重山毎日新聞より引用↑

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